少し贅沢な金額のお小遣いが手元に入り、行きつけのお花屋さんでプライスを見ずに「描きたいな」と強く思ったお花がこの作品に描いた蘭のお花でした。その柔らかいフォルムに惚れ込み、その柔らかさを存分に表現したいと思いました。そういった思いから生まれたのが背景です。メインモチーフとは対照的に、エッジの効いた直線のみで構成されています。このランダムに書かれた直線は私が感覚でオリジナルに書いたものですが元は鉱石の人工的なデザインカットから着想を得ています。配色はダイヤモンドをイメージしています。蘭の中にも使用した色が背景に使われているので一見色は全く違いますが画面全体の統一感があります。
これもとってもお気に入りの作品に仕上がりました。
